大谷翔平の2024年総収入にスポンサー争奪戦!「ありえない金額だ…」と米メディアも驚愕

ロサンゼルス・ドジャースは昨オフ、大谷翔平選手を獲得したことで加入初年度となる今季に1億2000万ドル(約186億円)の利益を得たとされている。ただ、恩恵を受けているのはドジャースだけではないようだ。膨大なメディア露出によりスポンサーにも巨大な価値を生み出したと、米メディア『スポーツプロメディア』が報じている。 大谷は昨季終盤に右肘靱帯を損傷し手術を行なったことで、今季は一度も登板しなかった。その結果、打者に専念することに繋がり、驚異的な打撃成績をおさめている。9月19日(日本時間20日)に行われたマイアミ・マーリンズ戦で、大谷はメジャー史上初となる50本塁打50盗塁を達成し、大きな話題を呼んだ。 同メディアは「2024年のMLBのレギュラーシーズンにおいて、スポンサーに与えたメディア価値が総額55億ドル(約8525億円)に達した。Relo Metrics社の新レポートで明らかになったものであり、2160億回のソーシャルインプレッションと1億3300万秒のブランド露出が、これを牽引している。大谷は1日で430万ドル(約6億7000万円)のメディア価値を創出。エンゲルベルト・シュトラウスは、プレーオフ期間中に検索で通常の30倍にあたる関心を獲得。ナイキは2024年のレギュラーシーズンにおいて、11億ドル(約1705億円)という最も多くのメディア価値を獲得した」と報じた上で、特に大谷が50-50を達成した日にはエンゲージメントのピークを促し「430万ドルは他の日に蓄積された額の2倍以上だった」と報じている。  

大谷翔平のいたずらにワトソン記者が驚愕!「私の人生は夢のようだ」と告白

地区優勝、地区優勝決定Sに続く3度目の美酒 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・指名打者」で出場し、ダメ押しの適時打を含む4打数2安打1打点。ドジャースはシリーズ成績4勝2敗としワールドシリーズ(WS)進出を決めた。シャンパンファイトでは楽しそうに大はしゃぎしていると、美人女性レポーターに頭から美酒を浴びせかけるシーンが中継映像に収められる場面もあった。 勝利後はグラウンド上にナインと飛び出し、歓喜の輪を作った。地区優勝、地区優勝決定シリーズに続く3度目のシャンパンファイトでは、チームメートと笑顔で喜びを分かち合った。NHKのインタビューに応じると、「何回やっても本当にいいもんだな。もう1回これを今年やって終わりたいという気持ちです」と語った。 その後は再び美酒を味わうナインのもとへ戻ったかと思いきや、ドジャース放送局スポーツネットLAでレポーターを務めるキルステン・ワトソンさんを見つけると、ワトソンさんの頭からシャンパンを浴びせかけ、大谷はニヤリと笑顔を浮かべた。背後からまさかの“襲撃”となったワトソンさんだったが、チームも勝利した嬉しさからか、驚きつつも笑顔を見せた。 ワトソンさんはこれまでも、大谷がサヨナラ満塁弾で「40本塁打&40盗塁」を達成した試合後も一緒に“びしょ濡れ”になり、過去2度のシャンパンファイトでも美酒をかけられる場面もあった。  

大谷翔平の影響で最下位球団が復活!「こんな光景見たことがない」と全米が驚愕

現地9月18日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦して8対4の快勝を飾った。大谷翔平は1番・DH(指名打者)で先発して5打数1安打を記録。49個目の盗塁を決めて、「50本塁打・50盗塁」達成まで「48・49」と迫っている 相手はナ・リーグ東地区で最下位に低迷するマーリンズ。チームの不調に呼応するように、今季は本拠地の観客動員に苦しんできたが、今回のドジャース戦は17日が1万7902人、18日が1万7138人と2日連続の好調で、1万3000人前後の平均値を大きく上回っている。 米スポーツビジネスメディア『Sportico』が注目するのはもちろん“大谷効果”だ。「オオタニの『50・50チェイス』が下位マーリンズの観客動員に貢献」と題した記事を掲載。「苦戦を強いられているマーリンズは、火曜日夜の試合で観客数を37%増加させて1万7902人が球場に足を運んだ。オオタニが49個目の盗塁を決めてドジャースが勝利した水曜日の夜も1万7138人と1万超え。50・50達成への関心度の高さが窺い知れる」と伝えた。 さらに同メディアは大谷のドジャース入団前後の波瀾万丈ストーリーをあらためて紹介しつつ、「それでもオオタニには6500万ドル(約92億3000万円)のスポンサー収入が舞い込んでくる。ここまで稼いでいる選手はほかにおらず、その数値はどんどん上昇している」と“大谷効果”を驚きとともに伝えた。      

大谷翔平グッズの売上が異常!「こんな光景見たことない」と話題に

大谷翔平選手のトレーディングカードが高額で取引され、アメリカのスポーツカード市場で人気を集めています。特に、9月20日に大谷選手が達成した「ティフ」に関連する限定カードは、わずか24時間で65万3737NHの売上を記録しました。このような限定カードは、ファンの間で非常に高い需要があり、コレクターたちにとっては貴重なアイテムとなっています。 さらに、大谷選手のサイン入りカードは、10万ドルの価値があるとされており、通常のカードよりも高額で販売されています。彼の活躍が続く中、これらのカードの市場価値は今後も上昇することが予想されます。 また、大谷選手のホームランボールも注目を浴びており、オークションでは100万ドル以上の入札を受けることがあるなど、所有権を巡る訴訟が発生する事態も見られます。これは、彼の人気がいかに高いかを示す証拠です。 大谷選手の人気はアメリカ全土に広がっており、カジュアルなファンでも彼の名前を知っている人が多く、スポーツ界における影響力が感じられます。彼の成功は、トレーディングカードや関連商品市場においても新たなトレンドを生み出しており、今後の動向にますます注目が集まります。  

オールスター選手たちが大谷翔平と対面!「ずっと一緒に野球がしたい」と喜びの声

イエリッチが絶賛「オオタニは球界最高の選手」 15日(日本時間16日)、米テキサス州アーリントンでオールスターゲームの前日会見でヤンキースのフアン・ソト外野手とブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手がドジャース・大谷翔平を絶賛した。ソトは一緒にプレーしたい選手として「間違いなくオオタニ」と羨望の眼差しを送っている。 ソトは今回が4度目のオールスター選出。25歳の若さでシルバースラッガー賞を4度獲得している稀代のスラッガーは、現地メディアから同じチームでプレーした選手は誰かと訊かれると「オオタニは間違いなくその一人だ」と回答。「彼はナ・リーグに移籍しちゃって、僕はア・リーグだからちょっと難しいね」とハニカミながらコメントした。 さらに、前半戦をナ・リーグ1位の打率.326で折り返し、大谷と首位打者争いを演じているイエリッチも大谷を絶賛。会見前に大谷と会話していることを聞かれると、「ああ。ショウヘイと会えることは、いつだってクールなこと。信じられないキャリアのスタートを切り、球界最高の選手の1人だ。ロッカールームやバッティング練習で一緒になったり、同じチームになることは(普段)ないから、ここにいる全員と話したいね」と活躍を絶賛した。そして一緒にプレーできて楽しみな選手には「ショウヘイ! 彼と会えて、一緒にいれることはクールなことだと思う」と笑顔で答えていた。 大谷はドジャース1年目の今季、前半戦を終えて打率.316、リーグ1位の29本塁打、OPS1.036をマーク。3冠王や史上初の50本塁打、30盗塁も射程圏内に捉え、DH史上初のMVP獲得の可能性も十分。16日(同17日)に行われるオールスターゲームでナ・リーグの「2番・指名打者」で先発出場する。  

大谷翔平がフランスの雑誌表紙に登場!『彼はメッシを超えた』の声も

ドジャース大谷翔平投手(29)が、13日(日本時間14日)に発売されたフランスの大手スポーツ雑誌「レキップ」の表紙を飾った。サッカーを中心に話題のアスリートを取り上げる同誌で野球選手の抜てきは超異例。国内全域で販売され、SNSでも大きな反響があった。昨年、プロスポーツ史上最高額7億ドル(当時約1015億円)の歴史的契約でド軍に入団したことをきっかけに特集を組むことが決定。二刀流・大谷の影響力が、欧州にも広がり始めている。 即決で「大谷特集」が決まった。取材・構成を担当したアントワン・バーロン記者(25)は昨年12月、大谷の歴史的契約の報道を目にして、心に決めた。「スーパースターなのに、その人の物語を知らないなんてことはあまりない。読者にとっても新しい発見になるし、フランスでは特異なこと。編集者に伝えたら、『そうだな、オオタニに関して何かやってみよう』と、快諾してくれた」。記者歴5年、若者の熱意とチャレンジ精神が老舗スポーツ雑誌の編集部を動かした。 野球は知らない。見たこともない。バーロン記者は数年前からオンラインの英文記事などで大谷の存在を知り、探究心が湧いた。「彼は東京や大都市の出身ではなく、田舎で育ったのも興味深かった」。日本人のフォトジャーナリスト志田彩香さんに大谷の故郷・岩手県奥州市と周辺の取材を依頼。メジャー挑戦から取材を続ける日刊スポーツの担当記者にも話を聞いた。12月中旬に企画を具体化してから約3カ月、全11ページの特集記事が完成。編集者に執筆した記事を送ると、予想外の答えが返ってきた。 「なんてファンタスティックな男なんだ。表紙にしよう」 3月20日、韓国での開幕戦が行われる1週間ほど前には、超異例の表紙起用が決まった。同記者によると過去に日本人のスポーツ選手がレキップの表紙を飾ったのは女子テニスの大坂なおみだけ。世界ランク1位にもなった元女王と同等の扱いだった。「水原一平氏のスキャンダルも少し加筆したが、編集者はそれ以前から表紙と決めていた。オオタニがスーパースターたるゆえんの方が断然、興味深いとのことだった」。記事を読むまで編集者は大谷のことをほとんど知らず、どれだけのスペースを割くのかも未定だったという。 大抜てきとなった大谷の表紙はX(旧ツイッター)などSNS上で話題になり、日本メディアの記事でも取り上げられた。「人々はスポーツ界で最高契約を交わした選手が、どんな人だろうと知りたがっているようだった。反響はとても良かった」。数日後、感謝のメッセージも受け取った。「フランスで多くのサッカー選手を担当する代理人から『ベースボール最高の選手を知ることができた。ありがとう』って。国内の野球関係者からも、たくさん連絡をもらった」。社を挙げた大特集の決断は、驚くほど好影響をもたらした。 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のランキングでフランスは21位。マイナースポーツで、発展途上であることは間違いない。だが一昨年、ドイツで行われたWBC予選で敗退した代表チームを率いたのは現在レンジャーズを指揮するブルース・ボウチー監督(69)。ワールドシリーズ制覇4度を誇る名将だった。 認知度でいえば、同国での野球はまだ芽が出たばかりかもしれない。ただ、バーロン記者は「フランスで野球に関心がある人なら、ヤンキースのアーロン・ジャッジ(ア・リーグのシーズン本塁打記録保持者)は知らないけど、ショウヘイ・オオタニは知っている」と言った。二刀流・大谷の影響力で、欧州野球の裾野は、少しずつだが着実に広がっている。【斎藤庸裕】 〇…大谷がドジャース移籍1年目のキャンプを迎えてから約10日後の2月中旬、スマートフォンに1通のメッセージが入った。「フランス雑誌レキップの記者で、オオタニの特集記事を担当しています。オオタニに関しての取材で、あなたへのインタビューは可能でしょうか」。突然の連絡に戸惑いながらも引き受けた。だが、なぜフランスから…。 「フランス人は、大谷を知っている?」 素朴な疑問だった。 バーロン記者から、泣き笑いの絵文字とともに返信が来た。 「大勢が知っているわけではないけど、日本の文化や、米国スポーツに関心のある人なら知っているよ」 SNSの流行により、今や世界中の情報が得られるようになった。今季、開幕戦が開催された韓国では、SNS全盛の時代に生きる若年層の観客が目立った。北米、南米、アジアだけでなく、野球がマイナー競技の欧州からも注目されつつある。この時代だからこそ、大谷は世界的な野球伝道師になり得ると感じた。 ◆フランスと野球 人気は高くはないが国内リーグがあり、1924年には国内に最初のチームが設立されたと言われる。日本人とは縁があり、阪神を85年に日本一に導いた吉田義男氏が89~95年までフランス代表監督を務めた。94年には通算2271安打の山内一弘氏も臨時打撃コーチとして指導。吉田氏は発展途上だった欧州での野球の普及に尽力した貢献が評価され、11年にフランス野球・ソフトボール連盟の名誉会員に日本人で初めて選出された。メジャーで03年にセーブ王を獲得し、84試合連続セーブの記録を持つエリック・ガニエ氏も代表監督を務めた。主要国際大会のWBC、五輪、プレミア12の本大会出場経験はない。 ◆レキップ(L,Equipe) フランスで1946年に創刊された老舗スポーツ紙。主に、サッカー、ラグビー、モータースポーツ、自転車競技の報道で知られている。発行部数は約20万部で過去最高は98年フランスW杯でフランスが優勝した翌日の7月13日付で約160万部が売れた。X(旧ツイッター)のフォロワーは約670万人。今回の大谷特集は同紙が発刊する週刊誌に掲載。東京五輪が行われた64年には日刊スポーツと記事提携を結んだ。

大谷翔平がド軍入団1年目で全米を驚かせる記録!『移籍からたった1年で…』

連続試合打点を9に伸ばした大谷…10試合になれば球団初の記録 【MLB】ドジャース 4ー3 Wソックス(日本時間26日・シカゴ) 移籍1年目で、球団記録に王手をかけた。ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地でのホワイトソックス戦で24号ソロを放ち、連続試合打点を「9」に伸ばした。球団記録タイとなる試合数で、26日(同27日)の同戦では新記録樹立に期待がかかる。 初回の第1打席で、自身8本目となる先頭打者アーチをマーク。これで16日(同17日)のロイヤルズ戦から9試合連続で打点を記録したことになった。4回の第3打席でも勝ち越しの右前適時打を放ち、直近9試合で計16打点を稼いでいる。 9試合連続打点は自身が持つ日本人記録を更新。球団では、1シーズンでの記録は1955年ロイ・キャンパネーラ以来69年ぶりで、打点が正式記録となった1920年以降では4人目。それ以前のボブ・フィッシャー(1913年)を含めると、5人目の記録となった。26日(同27日)の同戦で打点を挙げれば、球団史上初の記録となる。 これまで得意としてきた6月。前半は不調だったが、直近9試合で7本塁打を記録するなど、絶好調モードに入っている。球団記録更新に期待したい。

ヤンキースのエース、ゲリット・コールが大谷翔平を絶賛!「次世代の目標選手」

「大谷 vs. ジャッジ」最終ラウンド 第1戦では大谷が第4号を放ちエンゼルス、第2戦ではジャッジが第6号で先制、大谷の幻の第5号をもぎ取った。第3戦はエンゼルスのパトリック・サンドバルが大誤算。エンゼルスはヤンキースに主導権を握られたまま3ー9で敗戦。大谷もこの日は3打数ノーヒットに終わるという、少々物足りなさが残ったが、両チームのパワーランキングを考えると、妥当な結果として良いだろう。 敵チームながらニューヨークでの大谷人気も高く、チームショップには大谷のユニフォームが置かれ、ファンからも「早くトレードで獲得しろ」との声が漏れる。そんな中、ヤンキースのエース、ゲリット・コールが地元「YES」ネットワークのインタビューに応え、大谷を大絶賛した。 コールはレポーターから「大谷の何がそれほど危険なのか」と聞かれ「彼は本当に才能にあふれている。まずは並外れたパワーを備えているし、並外れて修正力も高いんだ。投手であることから、投手としての視点も兼ね備え、さらに規格外の打者でもある、この両方を併せ持つ唯一の選手だ。率直にいって次世代が目指すべき選手だ」とけれん味なく大谷を絶賛した。 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以降、さらに注目度が高まる二刀流だが、このレベルの野球をどこまで高めて行くのか、メジャーを代表するエースも気がかりなようだ。

「大谷翔平への“愛”が滲む!同僚の気遣いにファンが称賛の声「尊い」」

死球を受けた大谷に寄り添うテオスカー・ヘルナンデス 【MLB】ドジャース 3ー1 レイズ(日本時間26日・ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)の本拠地・レイズ戦で左手首付近に死球を受けた。幸い大事には至らなかったが、誰もが肝を冷やした瞬間だった。そんな大谷を気遣ったのは同僚のテオスカー・ヘルナンデス外野手。寄り添う姿に「テオ、心配してくれてる」「テオありがとう」とファンは声を寄せている。 8回先頭の第4打席、左腕ラブレディの91.8マイル(約147.7キロ)のシンカーが左腕に直撃した。大谷は叫び声をあげ悶絶。プレーを続行したが、球場は大ブーイングに包まれた。試合後の検査で骨に異常なし。誰もが安堵した。 状態を気にかけていた1人がT・ヘルナンデス。大谷の左肩に手をかけ、患部を一緒に見つめた。昨年4月5日、マリナーズに在籍していたT・ヘルナンデスはエンゼルス戦で大谷から死球を受けた。大谷が謝意を示すと、一塁ベース上で“気にするな”とばかりに笑顔で胸の前で右拳を握った。2人のやり取りは大きな話題になった。 今季ドジャースに加入し、打線の中心として活躍する2人。絆が伝わるシーンにファンも胸アツ。SNSには「テオ谷やっぱり尊い」「素晴らしい光景」「優しさに感激」「チームワークの良さを感じる」「感激の瞬間でした」と声が寄せられている。

「大谷翔平の“MVP”を否定するNY記者に反発の声!「50-50は誰も達成したことがない」」

大谷翔平(ドジャース)か、はたまたフランシスコ・リンドーア(メッツ)か。今シーズンのナショナル・リーグMVPを巡る議論は白熱の一途を辿っている。 ともに好調のシーズンを送ってきただけに、両雄が論争の中心にいるのは必然だ。しかし、議論は白熱するあまり、一部ではあらぬ方向へと向かっている。ニューヨークの日刊紙『New York Post』のベテラン記者であるジョン・ヘイマン氏は、大谷をMVPに推挙する声に対して「西海岸贔屓がかかる」と論じたのだ。 史上初となる「シーズン50本塁打・50盗塁」にも迫っている大谷。そんな偉才の成績を「すでに誰も成し遂げていない45-45をやってのけている。それは素晴らしい」と評するヘイマン記者は、リンドーアについても「ホームランを打ち、盗塁も決め、守備も素晴らしく、稀有なリーダーシップを発揮している」と激賞。 その上で後者が、米データサイト『Fan Graphs』の「WAR(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)」が上回っている点を指摘し、「オオタニとの争いは五分五分であるべきだ。西海岸にいる選手への贔屓があるかもしれない」と訴えた。 メジャーリーグのMVPは、BBWAA(全米野球記者協会)の厳選された30人の投票によって決まる。ヘイマン記者はそこに「西海岸贔屓がある」というわけだ。 しかし、“暴論”とも言える内容は反発も招いている。ドジャースの専門サイト『Dodgers Way』は、ヘイマン記者の論調に対して「矛盾している」とバッサリ。「リンドーアがMVPを受賞しないとすれば、WARに対する意見が一致しないからでも、西海岸贔屓のせいでもなく、オオタニが全体的に好調なシーズンを送ったからだ」と断言している。 「ヘイマンがどれだけコラムで否定しようとも、オオタニの目指している50-50は、このスポーツ史上で誰も達成したことがないことだ。オオタニがより多くのお金を稼いでいるからという事実は関係ない。リンドーアがオオタニより優れているという議論には納得できる部分もあるが、ヘイマンの意見は値しない」 果たして、大谷はキャリア3度目のMVPになれるのか。いずれにしても、しばらく論争は続きそうだ。