兵庫・神戸港の沖合で、真っ暗な海に飛び込む海上保安庁の潜水士たち。
11月23日午後6時ごろ、船同士が衝突し、転覆した船に船員が閉じ込められました。
潜水士:もうちょっとだから待っててよ!入りますよー!
決死の救助活動開始です。水の中はライトが照らす場所しか見えません。
そして、船内へ。物が散乱する中、慎重に進むこと7分ほど。空気がわずかに残っている場所を発見します。
そこに船員を発見。転覆から約7時間も閉じ込められていました。
潜水士:おケガはないですか?
船員:ないです、はい。
すぐに船員にマスクを着け、いざ船内から脱出です。
潜水士:冷たいですけど頑張りましょうね。入りますよ。
再び水に沈んだ船内を通り、船員の1人の救助に成功。幸いにもけがはなかったといいます。
この船には3人が乗っており、別の1人も無事に救助。
船内で発見された73歳の船長は、搬送先の病院で死亡が確認されています。