打球速度10傑は独占状態
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目から歴史的なシーズンを送っている。メジャー史上初の50本塁打&50盗塁の「50-50」を達成。27日(日本時間28日)の敵地ロッキーズ戦では57盗塁目を成功させ、2001年イチローの日本人最多56盗塁を上回った。54号も放ち、前人未到の数字は「54-57」まで更新。他にも、様々な球団記録を1年目にして塗り替えている。
11-4で大勝した27日の敵地ロッキーズ戦。大谷は54号3ランを含む5打数4安打4打点1盗塁と大暴れだった。この日2得点もマークし、今季の数字は133に。すでに2001年のイチローが持っていた日本人のシーズン最多得点記録(127)を更新していたが、ドジャース公式誌「ドジャー・インサイダー」の公式Xによると、1958年にロサンゼルスに移転して以降の球団記録(131)も塗り替えたという。
同アカウントは「ショウヘイ・オオタニの本塁打は彼に132得点目を与えた。これはロサンゼルス・ドジャースの新記録だ。フレディ・フリーマンが1年間記録を保持していた。彼は2023年に131得点をマークした」と投稿。米ファンからは「オオタニは1年目から全員の記録を塗り替えようとしている」「彼はドジャースの全記録を破りそうだ」と驚きの声が寄せられた。
19日(同20日)の敵地マーリンズ戦では49号、50号、51号と自身初の3打席連発。ショーン・グリーンが2001年にマークした49本の球団シーズン最多本塁打記録を一気に抜き去った。さらに24日(同25日)のパドレス戦では1930年にベーブ・ハーマンが残した94長打を超え、94年ぶりに球団記録を更新。残り2試合で99まで数字を伸ばし、2001年以来達成者がいない100長打にもあと「1」とした。
さらにMLB公式のサラ・ラングス記者によると、2015年にスタットキャストによる打球計測が始まって以降、ドジャースの打球速度トップ10は大谷が独占。1位は4月27日(同28日)に放った119.2マイル(約191.8キロ)の単打で、10位の116.3マイル(約187.2キロ)の33号3ランま
昨年12月に10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)の大型契約を結んだ大谷。移籍1年目から、メジャー屈指の名門球団の歴史に名前を刻んでいる。