甲斐拓也がFA行使で巨人へ移籍か!「甲斐キャノン」の発動権を阿部監督に委ねる理由に驚きを隠せない!ソフトバンクを離れるワケに驚愕【プロ野球】【スポーツ】.

日本代表経験も豊富なソフトバンクの甲斐拓也捕手(32)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する見通しであることが12日、球団関係者への取材で分かった。FA宣言して残留することを認める球団は、複数年契約と大幅な年俸増額を提示して引き留めを図る。一方、巨人など他球団も獲得に動く可能性がある。

FA権の申請締め切りを13日に控え、今オフの目玉とされる大物捕手が決断を下した。新たに国内FAの資格を取得して去就が注目されていたソフトバンク・甲斐が、権利を行使する見通しとなった。13日に球団側に意思を通知し、14日にコミッショナーから公示され、15日から他球団とも契約交渉が可能となる。

昨オフに球団から複数年契約を打診されたが、プロ14年目の今季は単年契約だった。前日11日にみずほペイペイドームで取材に応じた際は「まだ何も言えることはない。13日までしっかり考えたいと思う」と話すに留めていた。

大分・楊志館高から2011年に育成ドラフト6位で入団。13年オフに支配下選手登録となり、17年からは6年連続でゴールデングラブ賞を獲得した。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩を武器に日本代表としては21年の東京五輪、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝に貢献。プロ14年目の今季は119試合に出場し、パ・リーグ制覇を支えた.

今季年俸は推定2億1000万円。関係者によると、FA宣言して残留することを認めるソフトバンクは、複数年契約と大幅な年俸増額を提示して慰留に全力を尽くす方針だという。一方で甲斐がFA宣言した場合、巨人が獲得に動くとみられる。今季は就任1年目の阿部監督のもと守り重視のスタイルを掲げ、4年ぶりにリーグ制覇を達成。しかし、要となる捕手に絶対的な存在がおらず、岸田、大城卓、小林を併用した。侍ジャパンで正捕手を務めた甲斐の守備力、経験に興味を示しているという。

他にFA権を取得した捕手では、ソフトバンクが獲得調査を進めている阪神・坂本がこの日までに態度を表明しておらず、期限最終日の動向に注目が集まる。