ドジャース幹部がソト不獲得の真相を告白!翔平とは異なるレベルとは?

ソト(左)、フラハティ(右)ともに実力は確かだが、チーム事情を考慮すると選択肢から外れる可能性もありそうだ(C)Getty Images

今季、球団史上8度目のワールドシリーズ制覇を達成したドジャースは、オフシーズンも注目の的となっている。FA市場において有力選手の動向が連日、メディアにより報じられる中で、世界一球団が誰を獲得するのかという点もファンの大きな関心事の1つと言えるだろう。

だがその一方、盛り上がりをみせるストーブリーグの話題では、ドジャースが「契約を避けるべき選手」というトピックも伝えられており、その中では興味深い名前が並んでいる。米スポーツサイト『FANSIDED』が現地時間11月16日(日本時間17日)、「ドジャースが獲得すべき4人のフリーエージェント、獲得を避けるべき2人」と銘打った記事を配信している。

同メディアは獲得を推奨する選手として、ロッテからメジャー移籍を目指す佐々木朗希、ブリュワーズからFAとなったウィリー・アダメス、ドジャースとの再契約が噂されるテオスカー・ヘルナンデス、そしてオリオールズで15勝を記録したコービン・バーンズの4人を挙げた。

反対に、同メディアが2人ピックアップしている獲得を「避けるべき」選手では、今季ドジャースの一員として世界一に貢献したジャック・フラハティ。そしてもう1人がヤンキースからFAとなり、今回のストーブリーグ最大の目玉と評されているフアン・ソトだ。

夏のトレード期限でのドジャース移籍後、手薄な先発陣の柱として活躍したフラハティに対し同メディアは、「ポストシーズンでのパフォーマンスは、22イニングで防御率7.36を記録しており、やや懸念すべきものであった」と指摘。また、シーズン毎で成績が安定せず、何度も怪我に見舞われているキャリアも踏まえ、「彼がこれまでのような故障に見舞われ、あるいはレギュラーシーズンやポストシーズンでの不調が続けば、ドジャースの王朝が危うくなる可能性がある。今なら、より良い選択肢が市場に出回っている」と論じている。

さらに、ソトについては主な理由として、獲得に費やす資金面でのリスクを強調する。今後、ソトの守備スキルが衰えた場合でも大谷翔平がいることにより、指名打者起用が困難であるとして、「約7億ドルを費やした外野手がチームにとって負担となる可能性がある」と説明。

加えて同メディアは、「『回避すべき』というわけではないがドジャースは彼の獲得を見送り、その代わりにテオスカー(ヘルナンデス)など、他の選手のために資金を温存するプランもあり得るだろう」などと提言している。

連続世界一を目指すドジャースだが、選手獲得には慎重さも必要となることは間違いない。やはり、現在のチーム事情に沿った堅実な補強こそ、白星への近道となり得るはずだ。