ド軍新人ラッシングが絶望!『ショウヘイは人間じゃない…』と語る異次元の打撃練習

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

2022年ドラフト1位のラッシングがキャンプ前にドジャースタジアムで練習する大谷を見た

ドジャースの大谷翔平投手がスプリングトレーニングで順調な調整を進める中、驚異的なパワーについて米メディア「ヤフー・スポーツ」が23日(日本時間24日)にコラムを掲載。2022年ドラフト1巡目指名のダルトン・ラッシング捕手が、「大谷の凄さを目撃した」などとパワーに驚愕した様子を報じている。

サイトには「ショウへイ・オオタニのスプリングトレーニングでのHRは、彼の別世界の能力を再び思い出させる最新のヒント『彼はユニコーン』」のタイトルで、ラッシングがキャンプ前にドジャースタジアムで練習していた大谷と“遭遇”した話を紹介。

この冬にラッシングが打撃ケージでバッティングをしていると大谷が登場。ラッシングが見守る中、大谷はトスされたボールを打ち始めた。「最初にトスされた球の打球速度が104マイル(約167キロ)。(同僚の)ラックスと『あれ人間か?』っていう感じで顔を見合わせたよ」と回顧。

さらに2球続けて打った打球は「106マイル(約170.59キロ)に108マイル(約173.8キロ)。どんどん彼は(打球速度が)上がっていくんだ。最速110マイル(約177キロ)まで行っていた。あの軽くトスしてもらってのバッティングで102マイル(約164キロ)以下の打球はなかったと思う」。

ルイビル大学3年時に64試合で23HRを放ったラッシングも「客観的に見て、自分はパワーが普通よりあると思っている」と語るが、「僕は軽くトスしてもらってのバッティングで(打球速度)100−103マイル(約161キロから166キロ)」というだけに“ファーストスイング”で自身のマックスを超える打球速度を計測した大谷のパワーに驚かされた。

コラムではスプリングトレーニングの19日(同20日)に、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で行われた実戦形式の打撃練習「ライブBP」で、大谷がJP・ファイアライゼン投手から放った弾丸の“1号”についても詳報。

ファイアライゼンの「打席に立っている彼を観ると、みな静かになり『ショウへイが打つ。観に行こう』みたいになる。打者の1人にすぎない、そういう風に見るべきなんだ。だが、彼の取り巻きをもってすると、それとは少し違うことは明らかだが、それでも彼と対戦できて楽しかった」とのコメントを紹介。

「ひじの手術後のリハビリ中にも関わらず、このドジャースのスーパースターは今でも球界最高の大仕掛けなショー」と大谷の存在感の大きさを伝えていた。